iPadやMacBook Airの購入に補助金が使えるってホント!?(補助金活用術)

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皆さまこんにちは。
ビジネス支援行政書士 ライズ法務事務所の米山です。
当事務所では補助金申請サポートなどを主業務としており、行政書士の中でも数少ない認定支援機関として経済産業省から認定されており、加えて、元官僚(制度を作る側)の経歴持っているという、レア度と専門性の純度が極めて高い事務所となります。

設立以降多くの事業者さまからお声がけをいただき、成長する機会に恵まれております。
本当にありがたい限りでございます。

2024年も3月に入り、新年度に向けて新たな補助金情報がリリースされ始めています。
引き続き当事務所では様々な情報を発信していきたいと思います。

さて、今回ですが、
先日、MacBook Air M3搭載モデルの販売発表が突如としてありました。
この発表を受けて「欲しい!」と物欲が刺激された方も多いのではないでしょうか。
どうして分かるのかって?
それは、
私も刺激された1人だからです!(笑)

とは言え、可能であればお得に手に入れたいですよね。
そこで今回は、補助金の活用によるiPadやMacBook Airをお得に手に入れる方法として記事を書いてみました。

高いデザイン性と高機能を兼ね備えたMacBook Airを手に入れればどこででも仕事が行え、生産性の向上に繋がります。
記事を読んでいただいた皆さんの事業成長に役立つ内容にしておりますので、ぜひ最後までお付き合いください!

なお、2024年3月6日現在の公式HPをもとに執筆しております。
公式情報は変更される可能性がありますことから、正確な情報、詳細な情報は公式HPからご確認ください。

(IT導入補助金HP)
https://it-shien.smrj.go.jp/

トップページ | IT導入補助金2024

「IT導入補助金2024(サービス等生産性向上IT導入支援事業)」のポータルサイトです。本事業は、ITツールの導入しようとする事業者に対して、ITツール導入費用の一部を補…

それではいきましょう

1.IT導入補助金2024はパソコン購入も補助対象!

補助金を活用することでiPadやMacBook Airをお得に手に入れられる可能性がありますが、iPadやMacBook Airが補助対象となっている補助金の1つがIT導入補助金2024になります。

そもそも「IT導入補助金2024とはどのような制度なのか」については、当事務所にて解説記事を作成していますので、こちらもぜひご覧いただいて参考にしてみてください。

IT導入補助金2024の申請受付が開始!~~制度や活用事例を解説!

いよいよ申請受付が開始されたIT導入補助金2024。 本記事では、IT導入補助金2024の魅力や申請方法、具体的な内容がどういったものかを解説しています。また、導入事例も紹…

ただ、IT導入補助金2024にはいくつかの申請枠に分かれており、いくつかの申請枠のうち、PCやタブレットが補助対象となっているのは『インボイス枠(インボイス対応類型)』のみとなりますので注意が必要です。

ではここからインボイス枠(インボイス対応類型)の概要などをもう少し掘り下げていきましょう。

2.IT導入補助金2024のインボイス枠(インボイス対応類型)とは

IT導入補助金2024のインボイス枠(インボイス対応類型)は、2023年10月からインボイス制度がスタートしたことから、中小企業・小規模事業者等のインボイス制度対応を支援するとともに、企業間取引のデジタル化を推進することを目的とした制度です。

 2-1 インボイス枠(インボイス対応類型)の概要

インボイス枠(インボイス対応類型)は、IT導入補助金2024の申請類型の一つであり、インボイス制度への対応に必要となる会計・受発注・決済機能を有するITツールの導入が支援対象となっています。

補助額は350万円以下で、補助率は50万円以下の部分が3/4以内(小規模事業者は4/5以内)、50万円超の部分が2/3以内となっています。

最も大きな特徴は、ソフトウェアだけでなくPC・タブレットといったハードウェア購入費も補助対象となる点です。

 2-2 インボイス枠(インボイス対応類型)の目的

インボイス制度への対応は、多くの中小企業・小規模事業者等にとって作業量の増加といった負担がかかるものです。

インボイス枠(インボイス対応類型)では、インボイス制度対応に必要なITツールの導入を支援することで、中小企業・小規模事業者等の負担軽減を図ることを目的としています。

同時に、企業間取引のデジタル化を推進することで、取引の効率化や生産性向上にも寄与することを目指しています。

デジタル化の推進は、インボイス制度対応だけでなく、中小企業・小規模事業者等の経営力強化にも資するものと期待されています。

 2-3 なぜこの申請枠だけハードウェアも対象となっているのか

IT導入補助金2024の根幹はソフトウェアの導入であり、それはこのインボイス枠(インボイス対応類型)においても同様です。

しかしながら、そのソフトウェアを動かすための端末が当然に必要となりますので、ソフトウェアを動かすために必要という、いわば付随設備のような扱いによりPCやタブレットといったハードウェアも対象となっています。

ただ、
「ソフトウェアを動かすための端末が必要」というのはどの申請枠でも言えるのでは?
と思った方は大変鋭いです。

おそらくこれは建前で、インボイス制度開始によって負担を強いていることに対する、いわばアメ政策だと考えられます。

すなわち、PC・タブレットといったハードウェアがいつまでも補助対象のままとは考え難く、インボイス登録者数が増えてインボイス制度が浸透したタイミングなど、いずれ縮小されると考えられます。

同様の事例として、コロナ対策として有効であったECサイト制作について、IT導入補助金2023までは補助対象でしたが、IT導入補助金2024からは補助対象外となっています。

制度を活用するならなるべくお早めに!
ということが言えそうです。

3.インボイス枠(インボイス対応類型)の補助内容

ここからは、補助対象となるITツール、補助額と補助率、申請要件について詳しく説明していきます。

 3-1 補助対象となるITツール

インボイス枠(インボイス対応類型)では、会計・受発注・決済のいずれかの機能を有するソフトウェア(クラウド利用料を含む)を含むことが要件となっています。

具体的には、インボイス制度に対応した請求書の発行や受領、帳簿保存などが可能なツールが該当します。
加えて、これらのソフトウェアの利用に必要なPC・タブレット等のハードウェアや、導入に係る役務や保守も補助対象となります。

ただし、レジとして使用する場合には補助対象とならず、レジ機能を求めるのであれば別のカテゴリーであるPOSレジ・モバイルPOSレジ等の購入をする必要がある点には注意です。(※)

レジ以外の用途で使用するPC・タブレット・プリンター・スキャナー・複合機が対象。
※レジについては、後述のカテゴリー9からPOSレジ・モバイルPOSレジを選択すること

公募要領より抜粋

 3-2 補助額と補助率

インボイス枠(インボイス対応類型)の補助上限額は、ITツールについては350万円となっており、内訳は以下の通りです。

  1. 50万円以下の部分:補助率3/4以内(小規模事業者は4/5以内)
  2. 50万円超の部分:補助率2/3以内

また、PC・タブレット等のハードウェアは上限10万円、レジ・券売機は上限20万円までが補助対象額で、補助率は1/2以内となっています。

表にまとめると以下のようになります。

公募要領より抜粋

なお、公募要領の文章と上図(表)の見方が少々ややこしいので補足いたします。
公募要領上「総額は350万円まで」という記述が出てくる一方で、上図(表)では350万円と10万円・20万円は別枠となっているように見えます。

これは、別枠という理解が正解です。
ただし、「PC・タブレット等:10万円」と「レジ・券売機等:20万円」は併用不可で、どちらか一方になります。

すなわち、370万円(350万円+20万円)がインボイス枠(インボイス対応類型)における補助上限額となります。

 3-3 補助金額とiPadやMacBook Air

購入金額・補助率・補助金額の3つの言葉がごっちゃになっているご相談者様も多いので、iPadやMacBook Airを例にして解説いたします。
数式にするとこのようになります。

購入額 × 補助率 = 補助金額(上限あり)

例えば、17万円のMacBook Airを購入すると仮定すると、
17万円 × 1/2 = 8.5万円
8.5万円が補助金額、自分の手出しが8.5万円となります。
すなわち、17万円のMacBook Airを8.5万円で購入出来ることとなります。

ではもう少し金額を高めに設定して、25万円のMacBookならどうでしょうか。
25万円 × 1/2 = 12.5万円
計算上は12.5万円ですが、上限額が10万円という制限がかかっていますので、
10万円が補助金額、自分の手出しが15万円となります。

なお、消費税は対象外ですのでご注意ください。

 3-4 申請要件

インボイス枠(インボイス対応類型)に申請するには、以下の要件を満たす必要があります。

  1. 中小企業・小規模事業者等であること
  2. インボイス制度対応と生産性向上を目的としていること
  3. 会計・受発注・決済のいずれかの機能を有するITツールを導入すること
  4. gBizIDプライムを取得していること
  5. SECURITYACTIONの宣言を行うこと

なお、当事務所にて申請要件に関する解説記事を作成していますので、こちらもぜひご覧いただいて参考にしてみてください。

IT導入補助金2024の申請受付が開始!~~制度や活用事例を解説!

いよいよ申請受付が開始されたIT導入補助金2024。 本記事では、IT導入補助金2024の魅力や申請方法、具体的な内容がどういったものかを解説しています。また、導入事例も紹…

4.インボイス枠(インボイス対応類型)のポイント

インボイス枠(インボイス対応類型)には、他の申請類型にはない特徴があります。
ここでは、通常枠との違い、ハードウェア購入費補助、PC・タブレット購入の条件について解説します。

 4-1 通常枠との違い

インボイス枠(インボイス対応類型)は、通常枠と比べて以下の点が異なります。

補助率が高い

通常枠が一律1/2以内となっている一方で、インボイス枠(インボイス対応類型)は、50万円以下の部分は3/4以内、50万円超の部分は2/3以内と、通常枠に比べて補助率が高く設定されている。

補助上限額は通常枠の方が高い

通常枠の補助上限額は5万円~450万円となっている一方で、インボイス枠(インボイス対応類型)では、最大370万円となっており、通常枠の方が高く設定されている。

導入するソフトウェアにシバリがある

通常枠では、自身の事業の課題解決に資するソフトウェアであれば補助対象になる一方で、インボイス枠(インボイス対応類型)で導入するソフトウェアは、会計・受発注・決済のいずれかの機能を有する必要がある。

PC・タブレット等のハードウェア購入費も補助対象

最大のメリットはやはり何と言ってもこれ!
通常枠では、、と言うよりも、ほとんどの補助金でPC・タブレットは補助対象とはなっていない中で、インボイス枠(インボイス対応類型)では補助対象となっている。

このように、通常枠よりも補助率が高く、ハードウェア購入費も補助されるため、インボイス制度対応とデジタル化を同時に進められるのがインボイス枠(インボイス対応類型)でのメリットとなります。

 4-2 PC・タブレット購入の条件

この記事では「PC・タブレットをお得に入手出来る方法」としてIT導入補助金2024のインボイス枠(インボイス対応類型)について解説しているわけですが、PC・タブレットの購入費を補助対象費にするには以下の通りいくつか注意点があります。

  1. 会計・受発注・決済のいずれかの機能を有するソフトウェアと併せて導入すること
  2. 導入ソフトウェアの利用に必要最低限の機器であること
  3. レジとしてではなく、業務用途で使用すること
  4. IT導入支援事業者またはそのコンソーシアム内の事業者から購入すること
  5. IT導入支援事業者が補助金事務局に登録した機器を購入すること

上述のとおり、PC・タブレットのみを購入することは認められていません。
また、ご相談いただく中で最も多い勘違いであり、かつ、最も重要なのが『IT導入支援事業者が補助金事務局に登録した機器のみが対象である』という点です。

すなわち、まずは自分の欲しい機種を取り扱っているIT導入支援事業者を探す必要があります。
家電量販店に行って自分で好きなPCを買ってきて補助金がもらえる、という制度ではない点は特に注意が必要です。

5.IT導入補助金2024以外でPC等の購入に使える補助金

ここまで、PC等の購入に使える補助金の1番手として、IT導入補助金2024のインボイス枠(インボイス対応類型)について解説してきました。
最大で10万円が出るという点、公募回数が多い点などが非常に魅力的な制度となっている一方、注意点があるということも解説いたしました。

では、IT導入補助金以外でPC等の購入に使える補助金は他にはないのでしょうか?

PC等の購入を補助対象経費としている補助金はほとんど無いというのが実情です。
が、実はあります!
そんなレアな補助金を今回は2つほど紹介いたします。

 5-1 テレワーク促進助成金(東京都の補助金)

都内に本社または事業所を置く事業者を対象にした東京都の補助金になります。
※ちなみに、IT導入補助金は国(経済産業省)の補助金

テレワーク環境を整えて在宅勤務を可能にする等の柔軟な働き方を整備することで、社員満足度の向上や従業員の離職率の低下などを図るという支援事業になります。
そして、補助対象経費の中にタブレットやパソコンなども含まれています。

なお注意点として、令和5年度募集は既に終了しています。
令和5年度の募集期間は
令和5年5月8日(月)~令和6年2月29日(木)
となっています。

令和6年度(2024年度)も募集があるかはまだ情報がリリースされていないため分かりませんが、気になる方は4月末から5月中旬頃にかけてウォッチしておくのが良いかと思います。
令和5年度のHPにはなりますが、参考までにリンクを貼っておきます。

 5-2 中小企業デジタル化推進支援補助金(横浜市の補助金)

国の補助金、都道府県レベルの補助金、と紹介してきましたので、次は市区町村レベルの補助金から紹介させていただきます。

横浜市の補助金である『中小企業デジタル化推進支援補助金』という支援制度になります。
設備等を導入する拠点(本社や支社等)が横浜市内にある事業者を対象としており、デジタル化を促進することで事業の効率性や生産性をアップさせ、企業の成長と競争力の強化を図ることを目的としています。

多くの補助金では補助事業以外にも転用出来てしまう汎用品は補助対象外となるのですが、この補助金では、

(7)汎用品:パソコン・タブレット及び周辺機器、一般事務用ソフトウェア等の汎用性の高いもの

公募要領より抜粋

と、汎用品を1つの費目として独立させて対象としている点が特徴です。

ただし、こちらも注意点として、令和5年度募集は既に終了しています。
なお、令和5年度の募集期間は
令和5年5月10日(水曜日)9時~10月31日(火曜日)17時
となっています。

令和6年度(2024年度)も募集があるかはまだ情報がリリースされていないため分かりませんが、気になる方は4月末からウォッチしておくのが良いかと思います。
令和5年度のHPにはなりますが、参考までにリンクを貼っておきます。

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6.まとめ

いかがでしたでしょうか。
補助金の活用によるiPadやMacBook Airをお得に手に入れる方法として、IT導入補助金2024のうち、インボイス枠(インボイス対応類型)に焦点を当てた解説させていただきました。

  • IT導入補助金2024はパソコン購入も補助対象!
  • IT導入補助金2024のインボイス枠(インボイス対応類型)とは
  • インボイス枠(インボイス対応類型)の補助内容
  • インボイス枠(インボイス対応類型)のポイント
  • IT導入補助金2024以外でPC等の購入に使える補助金

という構成で記事を書かせていただきました。

IT導入補助金は補助金の中でも採択率が比較的高く、恩恵を受けやすい支援制度の1つとなっていますので、IT導入支援事業者を見付けられるか次第ではありますが、上手くかみ合えば非常にお得に欲しいマシンを手に入れることが可能となります。

今回紹介した内容があなたのビジネスをより効率的に進める手助けになれば嬉しいです。

補助金は『募集期間』があるため、「知った時にはもう終わってた、、」ということが起こりがちです。
ぜひ当事務所では補助金に関する情報発信を行っておりますので、定期的に覗きに来ていただければ幸いです。

もちろん、当事務所でもお手伝いさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。
民間企業など行政書士以外が申請者に代わって書類を作成することは違法です。行政書士以外の書類作成代行の広報にはお気を付けください。

今回は以上になります。

ご相談やご不明点などございましたら当事務所までご連絡ください。
新年度に向けて各種支援制度が続々と動き始めていることから当事務所の業務状況次第ではご依頼をお受け出来ない事態も考えられます。
ご興味がありましたらお早めにご一報ください。

皆さまの持続的な事業運営を願っております。
それではまた

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