2月締め切りのオススメ補助金5選~月末定期情報~
皆さまこんにちは。
ビジネス支援行政書士 ライズ法務事務所の米山です。
当事務所では補助金申請サポートなどを主業務としており、行政書士の中でも数少ない認定支援機関として経済産業省から認定されている事務所となります。
ついこの間「あけましておめでとうございます」と言ったかと思ったらもう月末。
時が経つのが早すぎ問題に直面しております。
さて今回は、今年から当事務所の定期的な情報発信としていこうと考えている「各月ののオススメ補助金」の第1回目を書いていこうと思います。
新年の挨拶からあっという間に月末を迎えたように、補助金の締め切りもあっという間にやってきます。
早め早めの対応が必要ですので、是非この記事をお役立ていただければ幸いです。
資金繰りに悩まれている事業者さんはもちろん、事業者の申請支援を行う士業者にとっても有益な内容になっていると思います。
なお、私の事務所が都内にあるということで、基本的には、区・都・都内の市区町村の補助金を紹介する内容となっておりますので、あらかじめご了承ください。
それではいきましょう
目次
1.国の補助金
1-1 第11回 小規模事業者持続化補助金(一般型)
トップバッターは国の補助金から『第11回 小規模事業者持続化補助金(一般型)』を紹介いたします。
今回が第11回目の受付と息の長い支援制度であることから、ご存知の方も多い制度かと思いますが、改めて説明させていただきます。
(1)補助金の概要
簡単に概要をまとめると下図の通りとなります。
(2)特徴①:規模の大きい企業が入ってこない
対象者が「小規模事業者」に限られており、規模の大きい企業が入ってこない、すなわち、同じ土俵での勝負というのが1つの特徴となっています。
(3)特徴②:採択率が高い
直近の結果である第9回の採択率は約64%となっており、また、これまでの推移も概ね6割前後となっており、補助金の中では採択率が高い補助金となっています。
(4)特徴③:補助対象となる経費が多様
上図のとおり、認められる経費が①~⑪まで非常に幅が広く、かなりの事業費がこの補助金の対象となることが特徴となっています。
(5)総論
規模がそこまで大きくなく、かつ、初めて補助金を申請する方に向いている補助金となっています。
なお、申請締切日とは別に、商工会議所(場所によっては商工会)への締切期限が1週間早く設けられている点にご注意ください。
(6)公式HPのURL
2.東京都の補助金
2-1 観光関連事業者の連携促進による経営支援事業
東京都からも色々と支援制度が出ています。
その中の1つ、都内の旅行業者を対象にした支援制度を紹介いたします。
(1)補助金の概要
簡単に概要をまとめると下図の通りとなります。
(2)特徴①:オンラインツアーも対象
対象者が「都内の旅行会社」と限定的となっている一方で、対象事業はリアルの企画旅行とオンラインツアーの両方が対象となっています。
(3)特徴②:補助対象となる経費が広い
費目の数が4つと少なく見えますが、企画費として島しょ地域への下見に係る費用が認められる等、企画段階から商品開発まで”通し”で事業費が対象となっており、実は認められる経費の幅が広い補助金となっています。
(4)総論
都内には観光スポットも多く、また、島しょ部も対象となっているため、「都内の旅行会社」であればツアー造成の際にこの補助金を活用することが非常に有効になり得るのではないでしょうか。
(5)公式HPのURL
2-2 テラス営業支援事業
東京都の補助金からはもう1件、都内の飲食店事業者を対象にした支援制度を紹介いたします。
(1)補助金の概要
簡単に概要をまとめると下図の通りとなります。
(2)特徴①:暖かくなるシーズンに向けてテラスが用意できる
テラスのあるお店というのは何割も増してオシャレに見えるものです。その一方で、冬は寒いという弱点も抱えていますが、申請締切日が2月28日であり、暖かくなるシーズンに向けてテラスが用意できると、タイミングバッチリの補助金となっています。
(3)特徴②:少なく見えるようで実は大きい補助金額
上限10万円というのは一見少なく見えてしまいますが、10万円分のイス・テーブルとなるとそれなりのものを揃えることが出来ます。補助率が2/3ということで手出しがゼロということにはなりませんが、かなりの経費負担を抑えながらお店のイメージアップを図ることが可能な補助金となっています。
(4)総論
これから少しずつ観光客が戻ってくることが予想されています。東京でテラス付きのオシャレなお店に入りたいというニーズは間違いなく増えるでしょうし、また、外国人観光客としても、中が見えない店内よりも外でどんなメニューをみんなが食べているのか見えた方が安心感もあるハズですので、上限10万円ではありますがコスパは高い補助金と言えるのではないでしょうか。
(5)公式HPのURL
3.市区町村(都内)の補助金
3-1 墨田区生産性向上等支援補助金(中小企業のLED照明器具の導入支援)
都内の市区町村からも色々と支援制度が出ていますので、今回は2つほど紹介いたします。
(1)補助金の概要
(2)特徴①:長期間にわたって電気代を下げられる(固定費の削減)
電気料金の値上げが報じられる中、LED照明に替えることで電気料金を抑えることが可能となり、持続的な経営に繋げることが可能となります。しかも、LEDは寿命が長く、電気料金抑制の効果は長期間にわたって続くこととなります。
(3)特徴②:4/5という高い補助率
ここまで紹介してきた補助金の中ではダントツに高い補助率となっています。
(正直、4/5というのはそうそうありません。)
(4)総論
遅かれ早かれLED化するのであれば、高い補助率となっているこちらの補助金を使っていまのうちにLED化してしまうというのはかなりお得な選択肢と言えるのではないでしょうか。
特にLEDは長寿命の装置ですから、早く導入すればするほど長期間にわたってその恩恵を受けることが可能となります。
(5)公式HPのURL
墨田区生産性向上等支援補助金(中小企業のLED照明器具の導入支援)の公式サイト
3-2 葛飾区物価高騰緊急対策支援金
こちらの支援金は、締切日が3月31日までですが、要件さえ当てはまっていれば貰える給付金のような性格であり、早めにお知らせした方がいいかと思ったので、今回紹介させていただきます。
該当する方はぜひ区役所へのお問合せなど、申し込みに向けて行動を起こされることをオススメいたします。
(1)補助金の概要
(2)公式HPのURL
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
『2月締め切りのオススメ補助金5選』として、
- 第11回 小規模事業者持続化補助金(一般型)【国の補助金】
- 観光関連事業者の連携促進による経営支援事業【都の補助金】
- テラス営業支援事業【都の補助金】
- 墨田区生産性向上等支援補助金(中小企業のLED照明器具の導入支援)【墨田区の補助金】
- 葛飾区物価高騰緊急対策支援金【葛飾区の補助金】
を紹介させていただきました。
特に⑤葛飾区物価高騰緊急対策支援金については該当すれば交付されるので、ぜひ早めに区役所へお問合せいただき、行動に移していただければと思います。
もちろん、当事務所でもお手伝いさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。
※民間企業など行政書士以外が申請者に代わって書類を作成することは違法です。行政書士以外の書類作成代行の広報にはお気を付けください。
今回は以上になります。
ご相談やご不明点などございましたら当事務所までご連絡ください。
※補正予算の成立に伴って各種支援制度が動き始めると、当事務所の業務状況次第ではお受け出来ない事態となることも考えられます。ご興味がありましたらお早めにご一報ください。
皆さまの持続的な事業運営を願っております。
それではまた
Facebookもやっていますので是非お立ち寄りください