IT導入補助金事務局に聞いてみました~申請の仕方の話(2022年4月11日時点ver)~
皆さまこんにちは。
ビジネス支援行政書士 ライズ法務事務所の米山です。
当事務所では補助金申請サポートなどを主業務としております。
新年度になり、補助金の動きが活発化してきており、3月31日に『IT導入補助金2022』の申請受付が始まっています。
『IT導入補助金2022』は、会計ソフト等のクラウド利用料が最大2年分、PC・タブレット等のハードウェアにかかる購入費用も補助対象になるとあって、以前から注目度の高かった補助金の1つになります。
そんなIT導入補助金ですが、、
3月31日にオープンしたホームページを見ると何だか情報量が怪しい?
ということで、今回はIT導入補助金2022事務局にこの補助金の申請について聞いてみました。
結論から言うと、2022年4月11日時点では、少し様子見をされた方がいいかもしれません。
それではいきましょう
まず、IT導入補助金2022には、『通常枠(A・B類型)』と『デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)』の2つの類型があり、会計ソフト等のクラウド利用料(最大2年分)やPC・タブレット等のハードウェアにかかる購入費用が補助対象となるのは『デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)』の方になります。
※この補助金は「自分の好きなところから好きな物を買って購入と同時に補助金が受けられる(値引きされる)」という類のものではなく、国に登録済みの「IT導入支援事業者」からサービス提供を受ける必要があります。
そしてこの『デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)』の第1次公募の締め切りが4月20日(水)17時までと、なかなかタイトなスケジュールとなっています。
なるほど、ならば急いで補助金申請の準備をしなければ
との想いから、ホームページの「申請方法」欄に目を向けると、以下のようなことが記載されております。
補助金の交付申請を行う準備として、「IT導入支援事業者・ITツール検索」を活用し、まずは自社の業種や事業規模、経営課題に沿って、IT導入支援事業者と導入したいITツールを選定します。
引用元:IT導入補助金2022公式ホームページ 「申請方法」より抜粋
実はこの記述こそが私がこの記事の冒頭で「ホームページを見ると何だか情報量が怪しい?」と感じた部分でして、この「IT導入支援事業者・ITツール検索」なるものが公式ホームページのどこにも見当たらないのです。
え、、 これどうやって申請するの?
迫る申請期限、足りない情報量
ということで、IT導入補助金2022事務局に電話で聞いてみることにしました。
- お忙しいところ申し訳ございません。ホームページの申請方法に「まずはIT導入支援事業者・ITツール検索を活用せよ」という旨の記述があるのですが、この検索機能はどこにあるのでしょうか。
-
こちら、大変申し訳ございませんがまだ実装されていない機能になります。現時点では、たとえば申請者様がITベンダーと以前からお付き合いがあり、そのベンダー様が「IT導入支援事業者」として国に登録済みである場合に申請が可能というケースを想定しております。
- 特にこれまでにITベンダーと付き合いが無い場合、どのようにして「IT導入支援事業者」を探したら良いのでしょうか。Googleとかでしょうか。
-
現時点では検索出来ないため、これまでにベンダー様とお付き合いの無い、全くの新規で申請をするというのは難しいというのが現状となります。
とのことでした。
2問目については、先方は明言しておりませんでしたが、おそらく想像するに、
Googleで『IT導入支援事業者』で検索をかければひょっとしたら「私はIT導入支援事業者です」という事業者がヒットするかもしれませんが、その方が本当にIT導入支援事業者なのかどうか、こちらでは責任が持てません。
という趣旨の応答だったのかなと思っております。
ということで、2022年4月11日時点では、ITベンダーとお付き合いの無い方はこの補助金を申請することについてはもう少し様子見をされた方がいいかもしれません。
ちなみに、1次公募の締め切りは4月20日(水)までですが、公式ホームページによれば、その後、2次から4次までの公募を予定されているようです。
今回は以上になります。
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