政府の決定って特定の曜日が多くない?~閣議決定の話~


皆さまこんにちは。
ビジネス支援行政書士 ライズ法務事務所の米山です。
当事務所では補助金申請サポートなどを主業務としております。

さて、2月は日数が少ないこともあって、下旬というよりはもう終盤。
「早い!」と思う方もいれば「やっと終盤、、へとへと。。」と思う方もいる等様々かと思います。

そんな2月ですが、雇用保険料率の引き上げを政府決定したり、佐渡金山の世界遺産登録に向けた推薦を行うことが政府決定されたりと、悲しい決定もあれば「おおぉー」と思う決定があった月でした。

皆さまの中に「何となく政府の決定って特定の曜日が多いような気がするんだよなぁ」と漠然とでも思ったことがある方はいらっしゃいますでしょうか。
その感覚、おそらく正しいです。

ということで、今回は『閣議決定』について記事を作成いたしました。

え? 今回は補助金の情報じゃないの?

はい、確かに今回は補助金の解説記事ではございません。
が、記事を読んでいただけたら今後は重要な情報の感度を高められるようになるかも(?)しれませんので、どうぞ最後までご覧いただければと思います。

それではいきましょう

まず、2月の政府の決定に関する記事としてはこんなものがございます。

  • 政府は1日の閣議で、「佐渡島(さど)の金山」(新潟県)を世界文化遺産候補として国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦する方針を了解した。
    引用元:時事通信社「佐渡金山、遺産登録へ本腰」より
  • 政府は1日の閣議で、雇用保険料率の引き上げを盛り込んだ雇用保険法改正案などを決定した。
    引用元:時事通信社「雇用保険法改正案を閣議決定」より
  • 政府は4日、放送法と電波法の改正案を閣議決定した。NHK受信料の値下げ原資を確保するための積立金制度の創設を盛り込んだ。外資規制の見直しや、携帯電話の周波数を再配分する制度の導入も行う。
    引用元:時事通信社「NHK受信料下げや外資規制見直し」より
  • 政府は8日の閣議で、交通反則金や車検手数料をクレジットカードなどで払えるようにする情報通信技術利用納付法案(キャッシュレス法案)を決定した。
    引用元:時事通信社「行政手数料、キャッシュレス納付 交通反則金など、法案を閣議決定」より

ほかにも、国家公務員ボーナスを0.15か月分引き下げることを1日に決定したり、故石原慎太郎氏に正三位を贈ることを22日に決定したりしております。

これらの出来事の日付を抜き出すとこんな感じになります。

  • 2月1日(火)
  • 2月4日(金)
  • 2月8日(火)
  • 2月22日(火)

火曜日か金曜日のどちらかになりました。
これは単なる偶然?
それとも私が偏った情報ばかりを集めてきた?

いえいえ
実は政府決定を行う閣議(大臣達の会議)は、原則として火曜日と金曜日に行うということが政府の公式ホームページに書かれているのです。

閣議は、原則として、毎週火曜日と金曜日に総理官邸の閣議室において午前10時から開催される。ただし、国会開会中は、国会議事堂内の閣議室において午前9時から開催されることとなっている。

引用元:首相官邸のホームページ「閣議」より抜粋
https://www.kantei.go.jp/jp/rekidai/1-2-5.html

つまり、毎週火曜日・金曜日の午後のニュースか、翌日の朝のニュースを、いつもよりちょっと気にかけて視聴すると、政府決定という大きな動きを逃さずに把握することが出来るようになります。

ちなみに本日は2月24日(木)
原則論で言えば明日が2月最後の閣議になります。
さて、どんな政府決定がなされるのでしょうかね。

今回は以上になります。

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